レシピを駆使して1週間の食事をつくり置き

共働き世帯では、家事にかけられる時間がどうしても限られてしまいます。けれども子どもが小さい頃は、つきっきりで面倒をみなければいけないときもあり、子育てや家事と仕事の両立にどうしても行き詰まってしまうことも。そんなときに大きな支えとなった人びとと「ちょっとした工夫」のお話。

中村家は妻の祐美さん(仮名・31歳)、夫(31歳)、長男(3歳)、次男(2歳)の4人家族。祐美さんは理学療法士として、夫は会社員として働いています。
共通の知人を介して知り合った2人。出会ってから1年で結婚、そして長男、次男の誕生と、あっという間に家族が増えました。

「もともと2人とも子どもが好きだったので良かったです。ちょっとタイミングが早くて最初は大変でしたけど、今は息子2人で一緒に遊んでくれるから楽ですね」

夫の週2日の休みは平日がほとんど。祐美さんは週3、4日、パートタイムで勤務し、なるべく夫と休みを合わせています。子どもたちが保育園に行っている間が“ ボーナスタイム”。まとめて買い出しに行ったり、1週間分の料理をつくり置きして、忙しい毎日に備えます。

「安い食材をまとめて買って、いかにいろんなレパートリーで変化をつけるかが腕の見せどころですね。『またこれ?』なんて言われるとシャクなので(笑)」。

酢の物や煮豆など常備菜から、煮物やカレー、スープなど夕食の献立も。もちろん自分たちのお弁当もすべて用意します。

「タブレットでレシピを検索するのが楽しいんですよね。『今度はこれをつくってみよう!』って」。

冷蔵庫にはホワイトボードを設置し、食材や日用品のストックを一覧で管理。ムダな買い物を減らすためのひと工夫なのだとか。

実の父親が「イクメン」の先輩

「職場のみなさんも“ 母親の先輩” みたいな感じで、子どもの急な発熱のときにも『早く帰ってあげて』と声をかけてくれるくらいなんです」

そして中でも大活躍していたのは、実の父親でした。

「次男を妊娠していた頃、つわりがひどくて。夫がいない間、父が会社帰りに家に来て、長男をお風呂に入れてくれてたんです。私が小さい頃から子育てに積極的な父親だったので、本当に心強かったですね」

夫も「イクメンの先輩」として祐美さんの父親を尊敬しているのだそう。

「誰でも最初は“ 実習生” みたいなものですからね。夫にも少しずつ教えていって、今は何も言わなくても子どもたちの歯みがきの仕上げ磨きや寝かしつけもしてもらえるようになりました」

家事や育児に追われながらも、中村家は夫婦間での異性としての気配りも欠かさないそうです。

「家事や子育てに追われる中でも、お互い異性として意識することは大切だと思うんです。だから普段から洋服とかには気を遣っています」。

夫婦円満の秘訣は、気配りにもあると言えそうです。

『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?』
ママ・パパ1045人に聞いた本当のコト

発行: 株式会社プレジデント社
著者: 秋山 開(公益財団法人1more Baby 応援団)
三輪慎一郎
藤平達之
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